カテゴリ:禅蔵&利夫( 7 )

ロケ地:新宿

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初めてポスターを見た時から、やりたかったのです・・・。

「スパイダーマン3」は、明日5/1(火)世界最速公開!
間に合って良かった。(←何が?)

身体の固い禅蔵&ブラック禅蔵には過酷な撮影となりましたが、これで私も
気が済みました。
スッキリ~♪
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by sukimawing | 2007-04-30 13:20 | 禅蔵&利夫 | Comments(0)

バーベキューの材料を、前夜のうちにほとんど酒の肴にしてしまった利夫。
「仕方がない。現地調達しよう。」
手分けして食材を求めることになったのだが・・・。

思ったほど魚が釣れなくて、落ち込む禅蔵。
「禅蔵、見ろよ!でっかいカブト捕まえたぞ!」
鼻歌を歌いながら嬉々として戻ってきた利夫は、すでに食材探しという目的を忘れ去っているのであった。
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夏って暑いけれど、悪いことばかりでもありません。
空は青く太陽光線は強く、光と影をこんなにも意識させられる季節は他にない。
お風呂上りのビールが美味しいのも、暑い夏だからこそ。

みなさま、楽しい夏を過ごしましょう♪
そしてどうか、お身体ご自愛のほど・・・。
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by sukimawing | 2006-08-07 23:23 | 禅蔵&利夫 | Comments(4)

Run 魂 Run (第5話)

禅蔵の身辺には、エミコの影が見え隠れするようになった。

数日後、マンションに戻った禅蔵は入り口のドアノブに何かぶら下がっているのを発見した。
それは水の入った小さなビニール袋で、中に一匹の赤い金魚が泳いでいる。
まるで日本のお祭りで見かける、金魚すくいの袋だ。
なぜこんなところに?
不思議に思ったが放置するわけにもいかず、禅蔵は袋を手に、部屋の中へと入った。

どことなく、部屋の様子が変だった。
荒らされた様子は無いが、誰かに侵入されたという確信を感じた。
ソファに転がっていたテレビのリモコンを拾い上げ、スイッチを入れた。
途端、飛び上がるほどの大きな音がテレビから流れ出た。
慌ててボリュームを下げる禅蔵。
もちろん禅蔵自身、そんな大音量に設定した覚えはない。
金魚を一旦グラスにでも移そう、とキッチンに向かった。
食器棚の中が配置換えされており、グラスは一番取り出し難い場所に移されていた。
禅蔵は慎重に部屋の中を調べて回った。盗まれたり壊されたものはないだろうか?
冷蔵庫の中身までチェックした。

不審なところはそれ以上見当たらなかったので、ひとまずシャワーを浴び、頭を整理しようと思った。
落ち着いて考えよう、一体どうなっているのか?
ナイトキャップ用のウィスキーを一杯、グラスに注いで喉に流し込んだ。
ウィスキーは、麦茶にすりかえられていた・・・。

翌朝、最大ボリュームの目覚まし時計に叩き起こされるまで、禅蔵はぐったりと眠った。
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意味不明の悪戯とも言える、嫌がらせが続いた。
ドアの鍵を変えても無駄だった。

石鹸が1cm角の賽の目に刻まれていたり、靴の奥に丸めたティッシュが詰められていたり、ベルトや紐の類は短く切られるか、解けないほど固く団子結びにされているのだった。
頼んでもいないピザが届き、見知らぬ人が禅蔵の部屋を訪ねて来るようになった。
害虫駆除、家政婦、出張ホスト、エクソシストなど多種多様、ピンポンダッシュも頻繁に起きた。
外出先では、身に覚えのないことで他人に度々絡まれるようになった。

どうやら禅蔵の名を語って、何者かがトラブルの種を撒き散らしているらしい。
禅蔵はじわじわと疲れていったが、どれもこれもすぐに生命に係わるほどの事ではなく、戸惑いと苛立ちが募るばかりだった。
エミコの仕業だと確信は持てるものの、対組織なのか単なる私怨によるものなのか、判らない。
上層部から指令が出ない限り、禅蔵も勝手に動くわけにはいかなかった。

だがついに、5匹目の金魚がドアノブに吊るされていた日。
禅蔵の大切にしていた「世界の切手コレクション」が盗まれた。
盗まれた切手たちは、ご丁寧にも消印を押されて後日郵送されて来た。
差出人名は「E」!

この出来事が禅蔵の怒りに火をつけた。
もうこれ以上、看過できない。消印を押されてしまっては台無しなのだ!!
上層部に直談判すべく、禅蔵は本部へと向かった。

そうして瞬く間に3ヶ月が過ぎ、久しぶりに利夫からメールが届いた。
『オレ、エアーギターの全国大会で優勝しちゃったんだ。すごいだろ!日本代表として世界大会に出ることになったから、来週ニューヨークへ行くぜ!泊めてくれる?』

マジソンスクエアガーデンは超満員だった。
ごった返すロビーを抜け、禅蔵はステージ裏へと向かった。
ハニーは取材用のカメラや機材を抱えて、すでに観客席側に陣取っている。
ふと、禅蔵はエミコの後姿を見たような気がした。
だが、すぐに人混みに紛れて見失った。気のせいだろうか。
このところ過敏になりすぎてしまっているからな、と禅蔵は自嘲した。

ステージ裏では、利夫が蒼ざめて出番を待っていた。
「オレ、ダメだよ。出来ないよ。」
禅蔵の顔を見ると、わっとすがりつく。
「ゲスト審査員に、あのジミーペイジが来てるんだよぅ!」
利夫は、すっかり取り乱して弱音を吐いた。
「昔からここ一番って時にダメなんだ。お前だったら上手くやれるんだろうな。オレよぅ、今だから言うけど、ずっとお前にコンプレックス感じてた。」
「俺だって、利夫にはかなわないと、ずっと思っていたさ。・・・いろんな意味でな。」
禅蔵は静かに言った。

ロックの演奏と、大きな拍手の音が鳴り響いて来る。
禅蔵は利夫の肩を強く掴んだ。「お前が日本一のギタリストだろ?」
ステージで、司会の男が叫んでいる。
「さて次は、日本からやって来たファンキーなサムライの登場だ!荒ぶる日本の魂、見せてくれよな~
ト・シ・オ!」

禅蔵は利夫の肩を軽く叩く。
「大丈夫だ。今のお前は最高にイケている!」
利夫の目が、キラリと輝いた。
そしてステージ中央へ、駆け出して行く。
「曲はGuns N’ Roses、Welcome To The Jungle!」

演奏が始まると同時に、禅蔵の携帯電話が振動した。司令部からの連絡だった。
「マジソンスクエアガーデンにテロリスト侵入、との情報が入った。エミコというコードネームの女だ。今のところ爆破予告等は出ていないが、慎重に対応し身柄を確保しろ。」
やはりあの後ろ姿はエミコだったのか。
ようやく正式な指令が出たのだ、心置きなく任務に没頭出来る。

「ハニー、」
夢中でシャターを切り続けるハニーに禅蔵は呼びかけたが、その声は届いていないようだった。
「ハニーブラウン、この任務が終わったら俺と・・・」
言いかけた言葉を、禅蔵は飲み込んだ。

そして、世界一のステージでエアーギターをかき鳴らす利夫を一瞬眩しく見上げると、禅蔵はエミコの姿を探して走り出していた。 【完】
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※写真はイメージです。
ご愛読いただいた皆様、ありがとうございました~♪
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by sukimawing | 2006-06-28 18:30 | 禅蔵&利夫 | Comments(4)

明け方近く、利夫は最後の客を降ろすと家路についた。
ここ最近、利夫はすこぶる体調が良い。
今日も長時間の運転にも係わらず、ほとんど疲れを感じていなかった。
少年時代に戻ったかのように、体中にエネルギーが満ち溢れている。
大袈裟ではなく、これから何だって出来る、何者にでもなれるような気さえしてくるのだった。
よし子にはすっかりオヤジ扱いされたが・・・と苦笑してみる。
カーラジオから懐かしいギターのフレーズが流れてきた。
「おっ、ツェッペリンか。懐かしいなぁ。」
利夫は曲に合わせて鼻歌を歌いながら、高校時代を思い出していた。

ギタリストのジミーペイジに憧れて、安いギターを買った。
同級生4人でロックバンドの真似事をしていた。
最初は利夫がギターで禅蔵がベースだったが、間もなく交代する羽目になった。
素早いコードチェンジがマスターできなかったからだ。
ボーカルに転向しようにも、英語の歌詞は苦手だった。
真似事バンドは2年足らずで解散したが、利夫にとっては懐かしくもほろ苦い思い出だった。

車庫に着き、車を降りようとした利夫は、ふと後部座席の足元に何か落ちていることに気づいた。
最後に乗せた乗客の忘れ物だろうか?
拾い上げてみると、それは見慣れない一冊の雑誌だった。
表紙に「エアーギター入門」とある。
しかも、ジミーペイジの特集。
エアーギターとは何なのか知らなかったが、利夫の胸は高鳴った。
急いで雑誌を抱え自室へ戻ると、貪るように雑誌を読み始めた。
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禅蔵とハニーは仕事の合間を縫って、レストランで一緒にランチタイムを過ごしていた。
「失礼いたします。お客様にお電話でございます。」
店員が銀のトレイに受話器を乗せ、恭しく禅蔵の前にやって来た。
禅蔵の携帯電話にではなく、店の電話になぜ?
いぶかしみながら、禅蔵は受話器を耳に当てた。
「そこで話すと彼女に聞こえちゃうわよ。」
押し殺したような、しかし訛りの強い聞き覚えのある声。
禅蔵は席を立ち、店の端へと移動しながら「誰だ?」と尋ねた。
「無事でいるところを見ると、ニコレットは口にしなかったようね。」声は続けた。
「用心深い男・・・。流石はエキスパートね、禅蔵。」
「あの時のフライトアテンダントか?貴様、結社の人間だったのか。ニコレットに何を仕込んだ?」
「フフフ・・そう、私のコードネームはエミコ。貴方とはいずれ決着をつける。」
電話は一方的に切れた。

席に戻った禅蔵を、ハニーが心配そうな顔で見上げる。
「顔色が悪いわ。どうしたの?」
禅蔵は黙ってポケットから携帯電話を取り出し、利夫に電話をかけた。
今、日本は深夜のはずだが、気にしてはいられない。

しばらく呼び出し音が鳴り続き、ようやく電話が繋がる。
いきなり大音響のロックと、大きな利夫の声が、禅蔵の耳に飛び込んできた。
「利夫、大丈夫なのか?」
「禅蔵か?オレよぅ、オレ今、エアーギターにハマってんだよ。すげー面白いんだ、これが!」
大きな声で興奮気味に喋り続ける利夫。
「エアーギター?」
「もうすぐ予選大会があるんだ。始めたばっかだけどオレ、出場することに決めたよ!」
「そ、そうか。元気そうで良かった。頑張れよな。」
「おう、頑張るよ!・・・そうだ、あれサンキューな、ニコレット。」
「そのニコレットだけど、実は健康に良くないらしいんだ。食べないほうが・・・」
「もう全部食べたよ。また送ってくれるの?」
「身体、なんともないのか?」
「えっ?そう言われてみれば・・・あれ噛んでから調子いいな、オレ。」

電話を切ると、禅蔵は安堵の溜息をついた。
隣で聞いていたハニーが、目を丸くして尋ねる。
「エアーギターって何?貴方が持ってるレスポールと同じ種類のギターなの?」
「いや、違う。」
禅蔵は複雑な面持ちで答えた。
「エアーギターは金では買えない。いくら大金を積んでも手に入らない、幻のギターなんだ。」
「そんな凄いギターを、貴方のお友達が?素敵ね・・・。」f0068562_1658993.jpg

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by sukimawing | 2006-05-28 17:00 | 禅蔵&利夫 | Comments(4)

「父ちゃん、行きたいコンサートがあるの!」
長女のよし子が、チラシをひらひらさせながらやって来た。
よし子は15歳。高校受験を控えた中学3年生だが、最近は芸能界に入るなどと言い出し、受験勉強に身が入らない様子であった。
「父ちゃんのことはパパと呼べ。」利夫は足の爪を切りながら言った。
「やだよ。ねぇ、チケット買って~。」
「お前、受験生だろ?コンサートなんか行ってる場合か?」
「モーむすに入るのに、受験なんか関係ないもん。」
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「よし子、」利夫は爪きりを置いて顔を上げた。
「お前は父ちゃん似だ。アイドルは諦めろ。それより立派なセーラームーンになるために勉強しろ。よし子はセーラームーンになるぅ~! って言ってたよな?」
よし子はムッとした声で「何年前の話してんの?ねぇ、コンサートのチケット買ってよ!」と言った。
「父ちゃんをパパと呼び、受験に合格したらチケット買ってやる。」利夫はニヤリと笑う。
「オヤジ丸出しのくせに、パパなんて呼びたくない!全然カッコ良くないんだから!」
「なんだとぉ?父ちゃんだってな、昔、禅蔵たちとバンドやってた頃はモテモテだったんだぞ。」
「モテてたのは自分じゃないでしょ。」
呆れ顔のよし子は、ため息まじりに呟く。
「あーあ、禅蔵さんがアタシのパパだったら良かったのになぁ。カレシでもいい!」
利夫は、かかかっと声を上げて笑った。
「禅蔵はお前みたいなガキは相手にしないの。今頃は金髪美人とよろしくやってるだろうなぁ~。」
すっかりむくれ顔になったよし子は、チラシをテーブルに放り投げると部屋を出て行ってしまった。
利夫は、6人の少年が写っているチラシを手に取った。大きく「KAT-TUN」と書かれている。
「かとーたん、か。・・・知らねえなぁ。」

夜景が素晴らしいBARで、禅蔵はくしゃみをしていた。
「誰かが噂をしているらしい。」
隣に座っている金髪の女性は、不思議そうな顔をした。
「日本では、」禅蔵は説明する。「誰かに噂話をされると、くしゃみをすることになっているんだ。」
「おかしな風習ね。」女性は小さく笑う。
彼女の名前はハニー・ブラウン。三流タブロイド紙の記者で、禅蔵とは知人のパーティで知り合い、3年ほどの付き合いになる。
お互いに多忙な身で、こうして会うのも久しぶりだった。
「噂をしているのはきっと、日本にいる貴方の恋人ね。」
ハニーは茶化すように言った。
「なにを言ってる?君が一番だよ、ハニー。」
禅蔵は、屈託なく笑う。
「知ってるわ。」わざと悪戯っぽい声で答えるハニー。
禅蔵はいつも「君が一番だよ」と言ってくれる。
でも、と彼女は思う。「君だけだよ」とは決して言ってくれないのね・・・。

ふと、そんな風に考えてしまう自分を、らしくないと諌めた。
せっかく2人で過ごす大切な時間に、ため息をつくのは止そう。
ハニーはグラスを手に取り、禅蔵に向き直った。
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ロケ地:ニューヨーク
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by sukimawing | 2006-05-17 18:54 | 禅蔵&利夫 | Comments(6)

急遽ニューヨークへ飛ぶことになった禅蔵は、慌しく東京を後にし、機中の人となった。
機内で目を通さなくてはならない資料が沢山ある。
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フライトアテンダントがドリンクサービスにまわって来た。
「Cofee or greentea?」訛りの強いかん高い声。
突然、禅蔵は背筋に悪寒が走るのを感じた。・・・殺気か!?
そのフライトアテンダントは、一見して日本人ではないと判別できるが、どこか無国籍な雰囲気を漂わせている。
上沼恵美子に似ている、と禅蔵は思った。
口元ににこやかな笑みを浮かべながらも、彼女の眼は笑っていなかった。
「Cofee please.」とだけ答え、平静を装いつつ窓の外に目をやった。
抜けるような青い空と、白い雲しか見えない。

やがて、食事のサービスが始まった。
あの上沼恵美子似のフライトアテンダントが、再び禅蔵の座席までやって来た。
「Fish or beef?」食事のメインを尋ねる。「Fish please.」と禅蔵は答えた。
恵美子はニマリと笑った。そして「Wet one or dry one?」と尋ねてきた。
禅蔵は思わず周囲を見回した。こんな奇妙な選択を迫られたことが無かったからである。
だが、見渡せる範囲の乗客は全員ビーフを選択したらしく、禅蔵の望む魚らしいものは見当たらなかった。
禅蔵は背中に冷たいものが走るのを感じた。
湿った魚とは何なのだ。まさか「刺身」ではあるまい。
では乾いた魚とは?干物のことだろうか。
こんなわかり難い選択を、通常、乗客にさせるものだろうか?
詳しい説明を求めたい禅蔵ではあるが、恵美子の眼光に気圧され「Wet one、please.」と小さく答えてしまっていた。
テーブルに置かれたのは、特に変哲のない白身魚のムニエルであった。
彼女は一体何者なのか?なぜ体中から殺気を放っているのか?
いずれにせよオレは機内では丸腰なのだ。じたばたしても仕方がないのだ。
己の小心さに苦笑しながら食事を終えると、禅蔵はいつしか深い眠りに陥ってしまった。

間もなく着陸のため高度を下げ始めるという頃、禅蔵は目を覚ました。
フライトアテンダントが最後のサービスのために客室を周っていた。
航空会社のロゴが入った、小さな包みを配っているらしい。
そしてあの、上沼恵美子に似た乗務員が、禅蔵の席までやってきた。
禅蔵の握り締めた手に、じんわりと汗が滲んだ。
「Cigarette or nicorette?」


利夫はエアメールの封筒を乱暴に開封し、見慣れない小さなタブレットと手紙を取り出した。
「色々あって偶然手に入れた。お前もそろそろ健康の為に禁煙しろよ。」
禅蔵からの手紙は、それだけだった。
利夫は白いタブレットを口に放り込み、しばらくクチャクチャと咀嚼した。
「使える! これ使えるよ!」と突然、利夫は叫んだ。
さすがは禅蔵だ、洒落たモノを送ってくるなぁ。これならタバコと違って煙も出ない!ガムを噛んでいるように見せかけておいて、ニコチンがたっぷり摂れるぞ~!
「日本でも手に入るかなぁ、コレ。」
俊夫は日本語で「ニコレット」と書かれた箱を握り締めながら呟いた。
タバコの代用品として使用するにはコストがかかりすぎることに気づくまで、さらに一週間を要する俊夫であった。f0068562_0154326.jpg

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by sukimawing | 2006-05-06 00:23 | 禅蔵&利夫 | Comments(6)

鉱石の写真を撮るのが楽しくなってきました。
ただ石だけ撮っても面白くないので、一緒に写すモノを探しています。
今回は紅玉髄(カーネリアン)を撮影するつもりだったのですが・・・。

 ↓一応、お皿にカーネリアンを盛ってみました。
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久しぶりに帰郷した禅蔵は、中学時代の親友、利夫と「おやじ居酒屋」で呑んでいる。
利夫は地元でタクシーの運転手をしている。
不景気だとぼやきながらも、妻と子供に恵まれ幸せな家庭生活を送っている様子の利夫。
世界中を飛び回る仕事に忙殺され、未だ独身の禅蔵には、ちょっぴり羨ましく思える。
時間の経つのも忘れ、懐かしい中学時代の思い出話に花を咲かせる二人であったが・・・。

酒が進むにつれ、やがて話題は利夫の「メガネ論」へと移って行く。
タクシー運転手である利夫には、運転の下手な一般ドライバーに対する鬱積があった。
一時停止をしない奴、パッシングの意味がわからない奴、道路の真ん中で停車している奴、下手な上にマナーが全くなっちゃいない奴が多すぎる!
そしてそんなドライバーは、必ずメガネ野郎と相場が決まっている!
「ん?何だあの運転は!?」と思ったら、ほ~ら、やっぱりメガネだ!
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熱弁のあまりテーブルに乗ってしまった、利夫。
利夫の帰りが遅いのを心配して、息子達が店まで迎えに来ている。
「おうっ、トン吉、チン平、カン太。父ちゃんは酔っ払ってなんかいないぞぅ~!」

平凡で幸せそうに見えても、色々あるんだな。
でもな、利夫。お前の「メガネ論」、オレには良くわからないよ・・・。
禅蔵は心の中で呟いた。
 ~つづく?~

・・・・もう、鉱石関係ないじゃん。あはは。
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by sukimawing | 2006-03-27 23:24 | 禅蔵&利夫 | Comments(8)